カスタマー平均評価: 5
PSBで一番抜けのよいグッドサウンド満載!! ペット・ショップ・ボーイズのセカンドアルバム。
彼らの人気を決定づけた大傑作です!!
とにかく、抜けのよいデジタルサウンド満載で、聴いていてとても気持ちいいのです。
Dusty Springfieldとのコラボ名曲What have I done to deserve this?
S・h・o・pp・ing、Shopping!!とうフレーズが印象的なShopping
Home and dryに似た雰囲気のRent
ドラマチックな名曲It's a sin
乗りのよいアルバムバージョンのアンアンHeart
正しく名盤と言うに相応しい収録内容。
オープニングチューンOne more chanceは、シングルテイクの方がカッコイイ。
Further ListeningボーナスCDにちゃんと収録されています。
シングルでもアルバムでもないテイクのHeart (Shep Pettibone version) もいい感じです。
Actuallyを買うならこのActually / Further Listening 1987-1988がオススメです!! 絶頂期のペットショップによる最高傑作のリミックスが聴ける! ・まさにPSBの絶頂期の作品。・まずは、オリジナルアルバム『Actually』について ・2曲の全英1位(「It's a sin」、「Heart」)他、全英チャートトップ10シングルを計4曲含む傑作。 ・PSBの曲は、何と言っても、ブリティッシュポップの王道を行く「物悲しいメロディーライン」が特徴。 ・アルバムのハイライトである「It's a sin」は、悲劇的な力強さに圧倒される壮大な曲。 ・1曲目の「One more chance」は、ドライブに最適な軽快なダンスチューン。デビュー当時シングル化もセールス的には不発。でも間違いなく名曲。 ・“珠玉のメロディー”の心地よさに浸れる「Rent」、「Heart」、「King's Cross」。PSBの真骨頂。(この心地よさ、「DEPECHE MODE」や「NEW ORDER」が好きな人には良く解かるでしょう。) ・続いて、ボーナスCD(アルバム収録曲のリミックスやシングルB面集)。 ・こちらも極めてクオリティーが高い。 ・リミックスに定評があるPSBの作品群の中でも、本作に収められている、 「It's a sin(disco mix)」、「Aiways on my mind(extended dance mix)」は、ともに最高傑作でしょう。オープニングからエンディングまでのスケールの大きい展開が秀逸。 (参考までに、「Aiways on my mind」もシングルは全英1位を獲得。) ・「Aiways on my mind」のB面曲である「Do I have to?」は、シングルとしても通用する珠玉のバラード。これも名曲。 ・他にも良い曲がたくさん収められていますが、この3曲が特にお薦めです。 ・この『Actually(UK Bonus CD)』は、間違いなく絶頂期のPSBを堪能できます。自身を持って推薦します。 改めて自分が彼らの影響受けまくりなのがよく分かりました。正に「青春のバイブル」です。 これまでに千回以上聴いたはずなのに、未だに飽きない。特にヘッドホンで聴くと毎回新しい発見がある。それほどまでに細部の作り込みと周到な全体の流れが際立っている。これはハマるでしょう。以下かなり主観的なコメントになりますが、御容赦頂きたい。 まず、ペット・ショップ・ボーイズらしさが最も凝縮されたアルバムだということ。90年代以降の「明るくて楽しい」彼らも悪くないが、やはり「もの哀しい」旋律に乗せて「内面の葛藤と社会の矛盾」を、「ジャーナリスティックな視点」から歌い上げることこそ、PSBの真骨頂ではなかったか。 ラブソングにおいては自分と相手の気持ちのすれ違いに徹底してこだわり、社会的な曲では「宗教による性愛の抑圧」や「サッチャリズムによる弱者切り捨ての政策」を取り上げたりしている。しかしどちらも本質は「不条理な状況に追い込まれた個人が抱える疎外感や、人格を歪めかねないトラウマ的ストレス」を描くことにある。 「あなたを愛してる 家賃を払ってくれるあなたを」という歌詞が秀逸な「レント」。これも「愛という最も純粋な感情でさえ、経済的条件には勝てない」という世間一般の営みについての、ニール・テナント流の異義申し立てなのだ(そうでなければあんな悲しいメロディをつけるはずがない)。歌詞では世間一般の営みについて描写し、それについての個人的感情はメロディに託す。これぞ英国紳士一流の奥ゆかしい美学ではないか。 トドメは、一見直球ド真ん中なラブソング「ハート」。「愛してる 本気なんだ 君に恋してる」と歌い上げた後、結局はこの殺し文句を歌いたいがための曲なのである。「でも君には分かるまい 君といることが僕にとって何を意味するのかなんて(いくらでも深読みできそうな歌詞だな、これは)」。 随分と思春期的な話だなあ、と思う。しかし、「自分が周りとは違っていて、本当は他者とつながりたくて仕方がないのに、目に見えない壁に阻まれて結局は孤独を持て余してしまう」という感覚を経験した人ならば、きっと分かってもらえるのではないだろうか。 ジャケットも秀逸で、一人がメンチ切ってるその横で相方はのんきにあくびしてる、こんな共依存からはほど遠いようなパートナーシップに憧れるなあ、とずっと思っていた(彼らを色んな意味でロールモデルにして大人になった人は、けして少なくないと思う)。 最後に、ボーナスディスクに収録の「ハート」のディスコ・ミックス。明らかに元の音源よりピッチを落としてリマスターされているので、是非輸入盤でCDシングルを買いましょう(うちの家宝です)。
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