ポップスPOP音楽CD

とにかく、全体を通してポップで美しいメロディとハイ・フライング・コーラスがとても綺麗なSILVERなのである。
ぜひ一度、聴いてみてくださいまし。

　
幻のバンド・・・再び・・・となるか？
ギター、ジョン・バドルフ(元バドルフ・アンド・ロドニー)
ギター、グレッグ・コリアー
ベース、トム・リードン(元イーグルスのバーニー・リードンの弟です)
ドラムス、ハリー・スティンソン（サム・スミス等のバックコーラスを経験）
キーボード、ブレント・ミドランド

という5人組のバンド。

彼らはサザン・ロックやポップス(シンガー・ソングライター)、カントリーなどの様々なジャンルで小ヒットを飛ばしていたミュージシャンでしたが、｢たった一つ、ロックの歴史に残る傑作｣を残して消え去りました。

それがこの「シルバー」。

実はこのシルバーというバンド、イーグルスなどが人気絶頂時に、｢イーグルスより大物になるかも｣といわれたほど素晴らしいアルバムである、この「シルバー」を出した後、諸般の事情で消滅しました。

たった一枚しか出さなかったバンドですが、このアルバムは決して忘れることの出来ない名曲揃い。

ほとんどアカペラ調の傑作、「ミュージシャン」をはじめとして｢恋のバン・シャガラン｣(日本語題名が古臭いけど、カーペンターズなどを意識したのかも。)等・・・・全曲が素晴らしい。

曲調はイーグルスのようなカントリーテイストに、カーペンターズのようなポップサウンドをかみ合わせたような物ですが、ギタープレイもヴォーカル、コーラスも素晴らしく、たぶんこの調子でアルバムを出していたら、カーペンターズと並ぶミュージシャンになっていたはずです。