ポップスPOP音楽CD

二作目よりも今回の一作目
ニューウェイヴ＋ボサノヴァという企画物です。このあとの二作目もよかったのですが、この一作目のほうが企画物としてネタが新鮮で、おいしいところばかりですね。特に、６の“Too Drunk to F***”は、ヴォーカルが生々しく、歌詞がバカバカしく、とてもよかったです。
アレンジ最高！
アレンジが非常に良いです。あと女性ボーカリスト８人の歌声もそれぞれの個性を
出しつつ素晴らしいです。

純粋なボサノヴァではなく、エレクトロよりなボサノヴァなので、Bebel Gilberto
あたりが好きな人にはピンポイントではないかと思います。
ビター＆スィートなニューウェーヴ挽歌
WebラジオでPILのThis is Not A Love songのカバーを聴いて即買。個人的にはこの１曲の為だけでも、買う価値があった。
初めは「もう夏だし、ボサノバっぽいカバー集だからBGMにでもすっか、懐かしい曲いっぱい入ってるし」程度の軽い気持ちで購入したが、これメッチャ深いです。多分、あの時代に青春を過ごした人達には、心に突き刺さる部分が多いと思う。カバー集であると同時に、その曲の隠れた本質を暴き出す、優れた批評集でもある。This is Not A Love songに関しては、オリジナルはPILのメジャー路線への転向宣言と捉えられていた曲だ。そして、この曲以降PILはダメになったと。それはニューウェーヴが本当に革新的だった時代の終焉宣言とも言われた。当時、若かった私もそう思った。でもそれから20数年経ち、この曲の表層しか理解できていなかった事にやっと気づいた。このカバーを聴いて。「これから、俺は日のあたる場所に出ていくんだ」的なポジティヴ讃歌で、This is Not A Love songのリフレインはJ・ライドン一流の単なる皮肉だと思っていたのだ。でも違った。「俺はこれからポジティヴに前に進み、金を稼ぐんだ。でもこれはラヴソングではない。本当は好きでやるわけじゃないんだ。仕方がないんだよ、生きる為さ。」という意味の曲だったんですね！　この歳になって、いろんな経験して、このカバー集に出会って、やっと詩の本当の意味が理解できた気がした。他にも良いカバーいっぱい入ってます。多分、人によって思い入れのある曲も違うと思うけど、フールズ・メイトが小さな版型のころ買ってた世代の人は、絶対に聴いた方がイイと思う。懐かしいだけじゃない、何かを示唆してくれる作品です。
ボサノバロックの名盤：日産のコマーシャルに使用される。
ある音楽評論家の昨年のおすすめ盤でさっそく飛びつくとなかなかの名盤。ボサノバファンは勿論気にいるし（若い女性ｖｏの起用）、選曲の良さ、アレンジの良さで圧倒される。サイケデリックな味つけしたボサノバも聴かれる。ｗｅｅｋｅｎｄやｃｈｅｒｒｙｒｅｄ系が好きなロックファンにもおすすめ。しかしこのＵＫ盤に２曲もボーナスがあるのはショックです。このグループの第２弾の発売を切に願います。
アリかナシなら大アリです
迷っているなら即購入です。収録楽曲でニヤリ、NEW WAVE、BOSSA NOVA,Nouvelle Vague のトリプルミーニングに、またニヤリ。(どれもニューウェーブって意味ですよね)。もしあなたがDJをやる方なら、TICAなんかと一緒に使ったり、最近のNEW WAVEリバイバル(ナンでしょうね?)ものとも非常に合いますよ。是非とも揃えておきたい一枚です。