ポップスPOP音楽CD

Because we are in loveは最高作
リチャードの作品というとすぐに何とかの一つ覚えでyesterday once moreだのtop of the worldとなるがとんでもない話である。goodbye to love, only yesterdayのほうが良い、そして更に上の最高傑作がbecause we are in loveです、カレンの結婚の際作曲したもので、愛のプレリュード　も蹴散らして結婚式の定番とすべき作品です。
爽やかさ１００％
意外にも、多々あるベストアルバムに収録されていない曲の多いアルバム。その理由は判らないが、このアルバムを購入された方は、必ず嬉しい驚きを感じたはずだ。拒食症時代の収録だというのに、実に爽やかでのんびりしたアメリカの大地を想起させるメロディー。そして、優しく心を包んでくれるようなカレンの歌声。リチャードによるミックスダウンがされていない分、最高の曲が最高の音で聴けるのも嬉しい限りだ。爽やかな曲をメインとした曲構成であるため、静かな夜の一時に、グラスを片手に聴いていると、目の前に’８０年代の思い出達が自然と蘇って来る。
皮肉にもカレン最後の作品が一番印象に残った「Touch Me When We're Dancing」
１９８１年作。カレン・カーペンター最後の作品になってしまいました。カーペンターズの曲は、洋楽に興味がない人でも聞いたことがあるくらい有名な曲が多くあるが、私はこのアルバムの中の「Touch Me When We're Dancing」でカーペンターズが好きになった。この曲もヒットしたと言っても最高位１６位で（おそらくカーペンターズにとって８０年代最大のヒットだと思う）、７０年代のアメリカン・ポップスの代名詞的な存在だった頃から比べると８０年代はすっかり色あせてしまった感があるが、私は純粋に（何の先入観も持たずに聞いて）ちょっと哀愁漂うこの曲が自分の琴線に触れたようだ。どんなに歳をとっても生きて歌い続けてほしかったなぁ。アルバムも７０年代ほどではないがそこそこヒットした。
カーペンターズの80年代ポップ
このアルバムはカーペンターズの心地よいメロディが80年代のポップス調にアレンジされています。この頃カレンは拒食症だったはずですが、彼女の暖かい包容力のある声は健在です。全体に弾んでいてカーペンターズのアルバムのなかでも最も聴きやすいように思います。

１の”Ｔｈｏｓｅ　Ｇｏｏｄ　Ｏｌｄ　Ｄｒｅａｍｓ”は、誰でもどこかで聴いたことがある名曲です。カーペンターズと言えば、この曲を思い浮かべる人も多いでしょう。
幸せだったあの頃...........。
１９８１年リリ−スのこのアルバムには健康的で生き生きとした８０年初期の西海岸の息吹を感じることが出来ます。特にHORIZON以降のアルバムでは積極的にいろいろな音楽スタイルを取り入れてきたカ−ペンタ−ズですがこのアルバムでもカントリ−スタイルの＃１、この時代に流行ったAORのテイスト溢れる＃２、３、ちょっと50’Sっぽい＃9はまさにMADE IN AMERICAというアルバムタイトルの象徴ともいえる作品。そしてアルバムのラストを飾る＃１０は実際にカレンの結婚式で披露された曲で永遠の愛を前にして心震えそしてそれを確信するる女性とその母の会話をカレンガ見事に歌い分けています。不幸にも実際の結婚生活は長くは続かなかったようですが円熟したボ−カリストとしての実力は自作VOICE OF THE HEARTに続きます。カ−ペンタ−ズと言うと初期の作品に評価が集中しているように思われるのですがアレンジ、そしてボ−カル共後期の作品の方が完成度が高いように思います。是非再発見してみては？